↑長い耳のいじられキャラ


鳥獣戯画がやってきた!」展見てきました。「よくぞこれだけ集めてくれました!」という内容です。すんばらしい。
鳥獣人物戯画の「甲乙丙丁巻」はもちろん、「断巻4点」、《住吉模本》、《長尾模本》、《探幽縮図》、《年中行事絵巻》《墨書土器》・・・と、鳥獣人物戯画の全貌や系譜を教えてくれる、重要な資料をすべて揃えています。今まで書籍の中でしか顔を合わせていなかった、あの作品達が一堂に!なんてこった。

しかし、これだけ知名度のある作品なのに、過去にこのような展覧会が行われていなかった、というのが意外でした。それだけ「戯画」や「鳴呼絵」といった、いわゆる「ふざけたヤツ」が、今まで重要視されてこなかったということなんでしょうか。国宝には指定されてるけどなぁ。何故だろう。




そうそう、展覧会見ていて思い出したことが。もう誰かが指摘してそうな気もしますが(調べるのが面倒)、この2点、似てますよね。上は模本による甲巻の最終場面。下は≪百鬼夜行絵巻≫(京都府立総合資料館本)の最終場面。ヘビの登場で逃げるカエル達と、朝日(他の説も)の登場で逃げる妖怪達。



サントリー美術館を見たあと、国立西洋美術館の「ムンク展」と、森美術館の「六本木クロッシング2007」も見てきました。ついでにあちこちウロウロしたので、疲れた・・・。ムンク展のチケットを買おうと並んでたら、マダムが「私一人で来たから」と、余った招待券を一枚くださいました。ありがとうございました!