身近な人が出版、すごい!・・・と思ってたら、あっという間にベストセラー作家になってしまった・・・すすすご。


今度、視覚にハンディキャップのある人のための展覧会を手伝います。その関係で聞いた話がすごく興味深かったです。目の見えない子どもが、立体を制作をする教室があって、ある日「インコ」を連れて来て、それをモデルにしたそうな。そしたら、粘土の玉にいっぱい小枝を挿したものを作ったそう。見た目ではもちろんインコの形をしてないんだけど、手に乗せた時の感触が、すっごいそっくりだったとか。インコの足の、ギッとつかんでチョコチョコ動く感じが、まさに再現されていたんだそう。

私がインコを表現しようとしたら、たぶん本物を見に行くか、写真を見るかして紙に線を描くだろうけど、それは、「輪郭」という一つの観点でしか対象を捉えていなかったんだなぁと、再確認させられました。インコを飼っている人からしたら、小枝の作品のほうが、よっぽど実感に近いインコなんじゃないだろうか。「そうそう、インコって、こうだよね!」と。

今まで麻痺していた感覚や、知らなかった世界に触れることができそうで、楽しみです。それと同時に、話ベタな私がどれだけ言葉で伝えて楽しんでもらえるのか不安です・・・。とりあえず、ちゃんと音声読み上げしてくれるHPを作らねば。