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- 作者: 矢島新,山下裕二,辻惟雄
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2003/06/15
- メディア: 単行本
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『日本美術の発見者たち』 もくじ
久しぶりに読んでみたら面白かったです。明治期に「対西洋」として輪郭を与えられた「日本美術」が、その後どのように変化してきたか。価値観を大きく揺るがした、発見者たちの系譜。「日本美術史」史、とも言えそう。本文中で矢島新氏が、「現代の美術史研究者には、未開の地などほとんど残されてはいないのである。」とも語っているけれど…なんだかうらやましい。
この本を買った当時(大学3回生頃?)は、表紙の絵を見て、てっきり横尾忠則あたりが彩色、装丁したもんだと思ったような。江戸時代の画家、曾我蕭白(1730-1781年)のオリジナルですよー。いま見てもやっぱりキモい。
『<日本美術>誕生―近代日本の「ことば」と戦略』も、読み直したくなった。
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